ISO9001(QMS)とは「品質マネジメントシステム」
目的とメリット
- ■ 昨今の食品偽装、リコール問題、設備の点検不備による事故の発生・・・。
品質問題は尽きることがないのでしょうか?お仕事の流れを一度、整理整頓し、どのプロセスでどのような管理を行い、どのような検査を行い、どのような活動の証拠を、どの程度まで残すべきか。お客様に品質保証をするレベルを決め、顧客満足の向上を目指すことが可能です。 - ■ 「企業は人なり。」社員教育による意識改革・能力向上が、強靭な経営に結びつきます
- ■ 品質問題に対して真摯な態度で取り組んでいるという企業イメージを向上でき他社との差別化、取引先への信用拡大、優秀な人材確保に繋がります。
- ■ 自治体や大手メーカーによってはISO9001認証取得が、入札時の参加条件や、評価対象になることがあります。
- ■ 金融機関によっては、融資の際、ISO9001認証取得が、評価基準の一つとなり、利息などが優遇される場合があります。
概要
- ■ International Organization for Standardization:国際標準化機構
- ■ 1947年2月に発足し、スイスのジュネーブに本部を置く
- ■ 電気分野を除くあらゆる分野の標準化を推進する非営利組織である
- ■ 国連や国連専門機関における諮問的地位を有し、制定する規格は最高レベル
- ■ 国際間の円滑な取引や、世界人類の生活の利便性を標準化をもって推進する
ISO9001=品質マネジメントシステムの国際規格
⇒お客様の要求を満たす製品やサービスの品質について、 管理され継続的に改善されるシステム(仕組)を有する組織であることを保証する規格
ISO9001認証取得までのスケジュール
ISO9001 認証取得の流れ
チェック
まずは大ざっぱな取得計画(ご訪問日時、メールでの連絡窓口の方のご決定等)を立てます。
管理責任者は誰?いつまでに審査を受ける?どのように?誰が進めていくか?を計画します。
計画作成のための作業がはじまります。(大ざっぱでかまいません)
ただし、取得プロジェクトの管理者は明確にする必要があります。
役員や社内の業務・活動が判る方が適任です。
要求事項
ISOの要求事項(審査に通るか)に対して、足りないものがないかを調査します。
業務の流れを確認し、普段から使用している伝票やノート、書類などをそろえていきます。
この書類などがのちに記録として活躍します。
御社の○○伝票、作業指示書、お客様の預かり品リスト、受け入れ検査の記録、製品の検査記録、荷受け票、出荷記録などなど日々使用している書類や記録の確認をします。
現状の確認です。
この段階では、実施していることと、していないことの選別を行います。
やらなくてもいいことはやめてしまうということです。
業務の整理整頓作業と呼ばれます。
文書一覧表、記録一覧表を作るとまとめやすいです。(会社によっては電子媒体管理をされている場合もあると思います。その場合は、電子媒体管理のルールを作ってしまえば、スムーズに事が運びます。)
アクト
見直しが終了したところで、次の作業に移ります。
次は、ISOの認証を受けるために足りないものをどうするかという行動を考える作業です。現状、行っている業務のレベルを上げる、新しい方法を導入、などなど実際問題としてどのようにするか、方向付けを行います。
内容によっては、社内で検討する事項なども出てくると思います。
最終は経営者の承認を仰ぎます。
プラン
誰がどのように行うのか?いわゆる5W1H(担当者、実施日時、部署、取り組む目的、活動内容、具体的な方法)です。
計画を立てるのはいささかしんどいところではありますが、今後の活動の重要な事項です。
社内業務や繁忙期などを考慮して計画(目標を達成したかどうかが判断出来る様、具体的に目標を設定)を立てましょう。(コンサルさんに相談するのも手です)
実行
いよいよ実行です。
各部門の作業内容を把握し、社内納期に従って作業を進めましょう。
ここでは深堀は禁物です。
行き過ぎるとUSO(うそ)800になる可能性があります。
実際できるのか、目指しているレベルなのかなどよく吟味してください。
できないことをすると負担になることが多いです。
取得された近所の企業さんやお友達の経営者に聞いてみてください。
文書作成が終了しましたでしょうか?
少々骨が折れる作業ですが、運用などを考えて進めていきましょう。
文書作成と合わせて、社内の問題点が出てくることがあります。
問題点が出てきたら品質目標として設定してはいかがでしょうか?
社内文書が出来上がりましたら、社長の承認を受けて社内へ配付します。
いよいよ社内のルールに基づく運用が始まります。
前工程の文書作成がうまい具合に運ぶと運用は楽になるはずです。
現状の業務が反映されているはずですから・・・・
内部監査
社内で決めたルールに基づいて業務が行われているかを、社内で確認します。
内部監査と言われています。
内部監査チェックリストを作るなど会社によってやり方は様々でしょうが、審査前に一度実施することが求められています。
内部監査は単なる運用業務の社内確認としてだけでなく、いわば審査の予行演習とお考え下さい。
監査記録は大切に保管してください。
マネジメントレビュー
内部監査終了後に、経営者による見直しを行います。
管理者や推進メンバーは活動内容をまとめて経営者へ報告します。
不慣れな企業様もあると思いますが取り組んでください。
1次審査
いよいよ審査員が登場します。(審査会社によっては、事前訪問という形で、1次審査前に審査会社の担当者が訪問する場合もあります。)
少々緊張するかもしれません。
審査員さんの言葉に戸惑う場面が出るかもしれませんが、落ち着いてご回答ください。
初年度はどちらの企業様も戸惑いがあります。ご心配はいりません。
審査員が企業様へ質問を投げかけながら審査が進んでいきます。
皆様は質問に口頭や記録などで回答していきます。(審査会社によりますが、審査中の離席も可能です。ただし、審査が進むように早めに戻ってきてくださいね。)
審査当日に審査報告書が出てきます。
2次審査へ向けての課題が出されることが多いです。(懸案事項などと表現されます)
1次審査終了です。
2次審査までに対応が必要な事項をつぶしこみます。
2次審査は現場の活動や作業などに焦点が当たります。
実際の運用状況の確認が行われます。
作業をされている方に質問をするのがこの場面です。
2次審査
1次審査と重なる部分もあります。
1次審査の懸案事項の確認も行われます。
不適合がなければ審査員が認証を推薦します。
不適合が発生した場合は、1か月以内に対応が必要ですが、文書での回答で認証へ進めます。
また、観察事項などいう形で来年の課題を残していくことが多々あります。
いわゆるお土産と言われるものです。
2次審査から約1か月で認証書が到着します。
ロゴマークの使用もできるようになります。(認証書と一緒にロゴマークのデータを送ってきますので名刺などに印刷してください。)
維持管理
取得してからがスタートと言われます。
取得後は、毎年の審査(維持審査と呼ばれます)そして3年毎に大きな審査(更新審査と呼ばれます)がございますが、審査の内容自体は初年度に受けた審査と同様です。運用をして行きながら、一歩ずつ社内での定着を目指して下さい。









